ユダヤ人の歴史(9)

金本位制の金(きん)は人間が通貨を信用できるための道具だ。
だから人間が「通貨=貨幣=金賞手形」を信用できる物と連携していれば
金(きん)でなくても、何でも良いと気づいた人間がいた。

繰り返しだが、人間は財とサービスの生産方法を工夫するので
財とサービス=GDPはどこまでも増えて伸びていく。
増えた財とサービスを全国民が享受するためには
財とサービスの交換手段の通貨を増やす必要がある。

通貨=貨幣=金匠手形を増やすには、金匠一人一人が
金匠手形を多く発行すれば良いはずだ。
つまり金匠=銀行が企業や個人に貸出を増やせば良い。

しかしながら例えば今の日本は銀行の貸出先が少ないというね。
それでGDPを伸ばすために民間に貸出しないお約束の日銀=中央銀行
株式市場からETFを大量に買っている。世界初じゃないけど画期的だ。

日銀がETFを大量に買っても出口戦略の必要はない。
ETFに含み損、評価損が出ても、日銀は通貨発行権があるから
=金匠手形発行権があるから、評価損の分だけ資本注入できる。
だから日銀は全然痛くも痒くもない。

市中銀行=金匠は貸出先に困って、海外のCLO、CBOを買っている。
それで火傷もしているが、海外に投資して火傷するくらいならば
やる気のある、そして社会に必要な、国内企業に貸し出せよ。

人手不足との事で機械化合理化電子化の必要な国内の業界は多い。
農業漁業林業輸送流通販売建築土木製造IT医療介護資源エネルギー防衛…
無数にあるのに国内に投資できずに、海外に投資している。
海外投資する動機の一つはAAA案件だからって事。

海外の格付け会社投資銀行=金匠とグルだ。
リーマンショックで分かったはずだけどね。
海外だからと言ってAAA案件が高金利なはずがない。
騙されてるに決まっているだろw

現状、海外がインフレで、高金利で、内外金利差で、円安で
海外からの受取利息が膨れ上がって、絶好調だろう、良かったね。

武漢ウイルス対策で大量通貨発行が内外金利差になった。