朝鮮戦争ー6

マッカーサー証言の真相

>なお、ここでマッカーサーが解任後に米議会上院軍事外交委員会(1951年5月3日)
>で行った日本に関する証言に触れておく必要があります。
マッカーサーは「日本が太平洋戦争に突入したのは、
>大部分が安全保障上の必要によるものだった」と証言したのです。

>日本の戦争目的を擁護するこの衝撃的発言は、マッカーサー朝鮮戦争に直面して
>初めて日本の安全が朝鮮半島の安全と不可分であることに気づいたからというのが、
>通説です。しかし、私にはもっと別の理由があるように思えます。

マッカーサーは自らがアメリカのエスタブリッシュメントの一員でなかったことを
>悟らされて、あるいはアメリカのエスタブリッシュメントの意思はアメリカ国家が
>していることでないことに気づいて、日本の戦争目的を擁護する
>(アメリカの対日戦争の不正義を告発する)趣旨の発言をしたのではないかと思います。

マッカーサーとしては、もはや自分を裏切ったアメリカの名誉を守るために、
>太平洋戦争の真実を隠す必要はないと考えたのではないでしょうか。
>常識的に言って、有能な軍人であったマッカーサーならば日本の大東亜戦争の目的が
自衛戦争であったことくらい最初から分かっていたはずです。

>しかしもちろんアメリカ国民向けには日本の侵略戦争だと宣伝していたのも、
>これもまた祖国アメリカのために命を懸けた愛国の軍人としては当然のことだったと、
>私は彼の心中を想像します。それだけに、祖国に裏切られたマッカーサーの落胆は
>大きかったことでしょう・

>その後、マッカーサーベトナム戦争への介入に強く反対するようになりますが、
>このような態度も朝鮮戦争のトラウマによるものであると思われます。…国難の正体p50

マッカーサーは、日本の陸海軍を相手に戦いそして勝利して
日本に降り立って神様のようにふるまっていた時が、人生最高の時だったようだね。
朝鮮戦争が始まってからは、彼は散々な目にあった。

寺島実郎が商社駐在員時代にホテルに宿泊して食事していたら
マッカーサー夫人が近寄ってきて「あなたは日本人なの?私はマッカーサー夫人よ」
と突然に声をかけれられ、マッカーサー夫人と話をしたと言っていた。

そのホテルはマッカーサー夫人の定宿らしく、寺島を見て声をかけたらしい。
話の内容まで言ってなかったが、どんな話だったか興味あるね。
日本と戦って勝利して、GHQ最高司令官の楽しかった時代を夫人に話していたと思う。

マッカーサー回想記には昭和天皇との会談も書いてあるので、
これはどうしても書いておきたいね。