日本は明治維新で階級社会をやめて、四民平等の国民国家建設の革命をやった。
欧米に追い付け追い越せで、見よう見まねで自分なりに作った。
国家神道も作ったけどさ。大日本帝国は国民国家だった。
その典型的な例として…
「敗戦後にGHQがアイヌのエカシ(長老)達に
北海道をやるからアイヌは独立しろ、と言ったがエカシ達は
自分達は日本人だから独立しないと断った」…吉田康一郎中野区議会議員
あるいは南の沖縄では、米軍占領下にあったが、
沖縄県民が日の丸を先頭に本土復帰運動をやって、沖縄は日本に復帰した。
北と南でこうなる理由は、大日本帝国が国民国家だったからだ。
近衛文麿公や側近共産主義者の裏切りのために、大日本帝国は敗北した。
その最悪状態でも、ボロボロ状態でも、国破れても、山河と国民国家は残っていた。
日本こそが本物の国民国家だと思う。敗戦でそれが露になった。
「自分は日本人・日本国民だ」という人が日本という国家を作るから国民国家だ。
日本国民の資格は日本人であるという意識しかない。だから権利も義務も平等だ。
国民が平等に権利と義務を行使する制度・政体だから民主主義・民主主義国だ。
こういう国民国家建設は革命であって、海外では大変なようですね。
日本は戊辰戦争や西南戦争はあったが、何となく出来ちゃってる不思議な国だ。
家康が始めた江戸時代でその下地が揃ったと思う。これをうまく説明できないけど。
そういう下地があったからこそ、すんなりと国民国家建設の革命が行われた。
ナチスドイツも国民国家だったね。敗戦で領土を失い、さらに東西に分割された。
しかしソ連の圧迫がなくなると、東西ドイツはいつの間にか統一した。
「経済格差が～、イデオロギーが～、歴史が～」とかのゴタゴタは一切なしで。
粛々と水が一緒になるように統一した。これが国民国家だ。
東西ドイツに住むドイツ人は同じドイツ人で、二つのドイツは不要なんだよ。
さすが大国ドイツのプライドだ。
でも日本が嫌いそうなのがちょっと気になる。
残念なのは「彼」のやった事だ。ま、彼が悪いのでなく一神教が悪いと思うけどね。
国民国家に良く似た思想に公正で平等な社会がある。その建設を目指して世界で初めて
作った実験国家がソ連だ。ソ連に憧れた日本人が戦前にも戦後にも多い。しかし…
「日本は世界で最も成功した社会主義国…ゴルバチョフ閣下」
シュワルナゼ外相も同じことを言っていたというね。
大きな声で言えないけど、ゴルバチョフ閣下に比べたら毛沢東もホーチミンも
ポルポトも金日成も野坂も不破も枝でしょ、枝、小枝だよね。
戦勝国で核武装国で国連常任理事国の、そのゴルバチョフ閣下の、お言葉は重い。
公正で平等な社会というのならば、日本は世界の先頭を走ってるんだよ。
むしろ行き過ぎに注意した方が良いと思う。
